わいわいブログをご覧の皆様、こんにちはー。
前回の加藤ヒロコさんからバトンを受け取ったにも関わらず、
1週間以上、ブログ更新を放置してしまった制作局のHと申します。 ただひたすらスミマセンです。。。
かつて、1年半前にはマイブログ2本とmixiをやってましたが、現在は休止中。
久々のブログということで、ちょっと緊張しています。
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さて、何を書こうかと、2秒ほど真剣に悩んだ結果、表題のタイトルになりました。
コピーライターを業としてますが、コミュニケーションの手法には公私関係なく興味あります。
特にここ数年、一表現者として嫉妬するほど、ネットの交流から受ける刺激が多いのです。
反面、コミュニケーションはこのままどうなるんだろう?という不安も同時に感じるのがネットです。
そんな二律背反なあやうさを秘めたネットコミュニケーションについて、思うところをお話します。
ご期待どおり、長いですよ。。。
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実は1年以上、チャットをしております。相手は、年齢は高校生から同世代まで、
職業も、社長からトラックの運ちゃんからデザイナー、一般サラリーマンまで多様です。ちなみに、
チャット上で私は年齢不詳で、学生と「タメ口」でニュートラルな交流を楽しんでます。
こうしたチャットを含め、某巨大掲示板から始まり、SNSやケータイのメールで行われる
ネットコミュニケーションの基本手段は文字です。(もちろん写真や動画もありますが。。。)
つまり、自己のキャラづけ、瞬間毎の感情表現をすべて文字で表現しなければなりません。
ネットコミュニケーターへの嫉妬、それは、文字を使った臨場感ある感情表現のセンスです。
世界の中でも特に日本はすばらしいと思います。
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たとえば、「笑った」という感情表現。楽しいことを見聞きして笑った時、
瞬間的に文字でなんと伝えますか?リアルでの反応のように瞬間的にですよ?
単に「すごく笑いました!」もあれば、「腹を抱えて転げました」などと具体的な表現もあるでしょう。。。
実は、若いネットヘビーユーザーの間では、「吹いた」と言うのが一般的になってます。
(以降、話の内容をご存知の方はスルーで。。。)
「吹いた」とはつまり、何かを飲みながら見聞きして、口に含んでいたものを吹き出した、ということ。
相手の反応が即座に目に浮かびます。「コーヒー吹いた」「ビール吹いた」「PC画面にお茶が!!」など
など含んでいる飲み物変えたりして遊びますが、すごく臨場感があります。
ネットといいつつ、リアルの瞬間毎のリアクションと変わらないコミュニケーションなので、
臨場感あるシーンを表現しようと文字数を使うのはナンセンス。少ない文字数でいかに瞬間的に、
リアル同様の感情表現が出来るかがセンスなのです。このセンスはキャッチを考える時に活きるかも。。
私は、ネット上で一番最初に「吹いた」と表現した人にとっても嫉妬しています(笑)。
また、上記の文尾につけた「(笑)」ですが、雑誌の対談文章などで見かける表現です。
この表現に関してもネット上では、(笑) → ワラ → 藁 → w (←今ココ) と変遷をたどりました。
「吹いたw」と、語尾にwをつけるのが標準形になってます。さらに「w」の数で、笑ったレベルを表現します。
「吹いたwwwwwwwwww」という具合です。最高表現は「wwwwwwwww」のみ。
おかしすぎて、言葉も出ない様子がこの表現だけで伝わってきます。ちなみに、
昔ながらの「(笑)」については、今現在、ヘビーなチャットで使うと「失笑」「苦笑」の意になります(笑)。
あと、前回の加藤ヒロコさんもふれてましたが、日本の顔文字コミュニケーションはすばらしい。
文字種が多いのも理由でしょうが、日本人の繊細な感情表現が光り、文化と呼べる域だと思います。
アメリカでは 「:-s」とか「:-o」ですからね。口での感情表現ですが、それにしても淡白。
それと比べて日本は、顔文字辞典で「泣く」というカテゴリを選んだだけで50種類ぐらい出てきます。
。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 。・゚゚ '゜(*/□?*) '゜゚゚・。 (´;д;`) など、どれも「泣く」なのですが、どれも違う「泣く」です。
コピーライターとしてそれぞれを瞬間的に区別して文字表現しろと言われても、ちょっと時間が要りますし、
やはり文字数も費やすでしょう。顔文字は文字30文字分ぐらいの表現を瞬時に伝えてくれます。
これらは制作者が明確でないユニバーサルなものになってますが、立派な「アート」だと思います。
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というわけで、ビジネス文章にも広告コピーにも直接参考にならない話ではありますが、
ネットコミュニケーションについて少し褒めてみました。まだ言い足りないですがこの辺にして、
反対にネットのコミュニケーションから感じる心配や不安についてちょっとだけお話します。
1ヶ月前ぐらいでしょうか?mixiなどのSNS離れが進んでいるというニュースを見ました。
特に日本ではSNS離れが進んでいるらしく、理由としては「リアルコミュニケーションに支障」というのが
多かったそうです。やはり日本人は協調性や和を重んじる故、リアル感覚が薄れるのが怖いのでしょうか。
私はネット交流をしていた人とリアルでも会ったことがありますが、特に若い世代で平均的に感じるのが、
ネットのみならず、リアルコミュニケーション能力の淡白化と、一方通行化です。
別の機会と思っていた話題ですが、人間がどんどん我慢できなくなっていると感じています。
その事と、コミュニケーションの淡白化、一方通行化は同じ話のような気がしてなりません。
世の中が便利になり、情報を得るのにも、人と話すのも会うのも時間もお金もかからない。
人も情報も目の前に揃い、脳ばかりが飽和状態なのです。だから人も情報も形式化したがるのです。
思考の質や過程より結論を、宣伝文句より事実を知りたがる。広告よりユーザーレビューを見たがる。。。
性格判断を血液型本に頼る。。。脳の飽和状態に我慢出来ず、すぐに答えを求めがちな今日この頃です。
反対に人や情報がすぐ目の前に来ない場合でもこれまた我慢が出来ません。コミュニケーションが、
自分の要望や不満を相手にぶつけるだけの一方通行化と、短絡化につながってるように感じるのは
私だけでしょうか? リアルはもちろん、人間性の本質が出やすいネットでは、その特性が顕著に現れます。
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と、いうわけで。。。。
日本のいいところは、繊細なコミュニケーションや表現です。どちらかといえばアナログな良さです。
それが、このようなコミュニケーション傾向が続けば、将来、日本の良さが失われてしまうのでは
・・・という憂いで、今日も眠れないHでございました。
乱文雑文かつ無駄に長文で申し訳ありませんでした。
最後までお読みいただいた方、本当にすみませんでした。
次回は、今年度入社の1年生、
名古屋本社のM玲菜さんにバトンを渡します!
きっと、秋らしい旬のお話をしてくれることでしょう?。
吹きましたwwwwwww
さすが原さんです。
確かに私もネット上のコミュニケーションというものを
mixi以外でこの1年ほど経験していますが、
メリット・デメリット両方を常に感じながら
面白いなぁと思っておりました。
楽しいブログをありがとうございました(*´∀`*)
お仕事落ち着いたら
またぜひゆっくり飲みながらアツく語り合いたいです(。・ω・。)ノ
身体壊さない程度に
お仕事に励んでくださいまし。
では(;;;゚;;;ж;;;゚;;;)