娘の親友がニューヨークへ2年間転校するので成田まで見送り号泣していた、という話を聞いて、なんだか「ニューヨーク」が心に引っ掛かり、ヘレンメリルのレコードを無性に聴きたくなった。至高の名作ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン(1955年)に針をおろして、何気なく一体今は何しているだろうと検索していたら「生涯現役」を貫き、今週東京表参道ブルーノートでライブを開催!彼女は1930年生まれ御年84、5歳のはず・・・ ニホンニクル???
土曜の夜ということもあり、超満員。20代の若いカップルから中年男性一人、50代の女性グループ、60歳超のシニアそして外国の方々と幅広い客層。
どんなライブになるのだろうと期待が膨らむ一方、84歳という高齢で不安もあったが一掃した。
金髪に真っ赤な口紅、首もとはキラキラと輝くジュエリー、そして真っ黒なドレスを身にまとい「若いイケメン男性」にエスコートされ登場!84歳のレジェンドの登場に流石に感動し、涙がでた。
そして「Born to Be Blue」を熱唱。登場の際は多少腰も曲がって歩く速度もゆっくりとしていたが、マイクを握るとハスキーな歌声、まさに「ニューヨークのため息」年齢を感じさせず魅了された。途中、マイルスデイビスの曲なども挟み、「You'd Be So Nice To Come Home To」では最高潮に盛り上がり、アンコール「'S Wonderful」までも!もはやニューヨークに滞在している気分だった。
84歳にも関わらず、このステージの為にどれだけ日常生活に気を付け、トレーニング、リハーサルをしてきたのかを想像すると気が引き締められます。とても素晴らしいライブでしたが「生き方」と「生きる力」も同時に学びエネルギーをもらった夜でした。
SPECIAL THANKS P生命株式会社 K様 & 故S.K様
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