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追憶の故郷

いつもお世話になっております。

名古屋本社営業のKです。

 

突然ですが皆さまには

"故郷"と聞いて思い浮かべる場所はございますか。

 

横浜駅相鉄口の五番街を抜け、ナンパ橋、若者の店が集約されたビブレを過ぎると、

そこにはかつて、昭和レトロもレトロな市街地住宅が佇んでいました。

 

駅徒歩3

11階建、1DK2DK 240

 

喜多方(福島)生まれの母が若かりし頃「もう寒いのも雪かきも御免!」と地元を飛び出し

都会に魅了され選んだ住まい...

そんなご縁もあり私は生まれてから高校までの間、こちらで暮らしました。

 

コの字型の3棟から成り、最下部は吹き抜けの中庭に。

都会の真ん中にこのような広場がある事は住人しか知り得ない不思議な空間でした。

人工芝のテニスコートと様々な大型遊具が設置され、敷地中を使って

ドロケイ(警察が泥棒を捕まえて牢屋に入れるあの遊び)をしたり、缶蹴りをしたり。

子どもも沢山いましたので毎日がイベントの様でした。

 

当時は年頃になってプライバシーの欠片もない2DKという間取りに不満を抱えながら

暮していましたが、今、目を瞑れば蘇るのは愛しい記憶ばかり。 

 特に真夜中、親に内緒でコソコソとFM yokohana84.7を聴きながら、航空障害灯の赤ランプと

不規則に灯るフロアが織りなす、ランドマークタワーの明かりを夜通し、眺めるのが好きでした。

  

今は打って変わって、おじいさんの迷子の町内放送が流れるような愛知県郡部に住んでおります。

 

電車は単線1時間に2本!

区役所ではなく町役場!

町の至る所に鎮座するお地蔵様!

すれ違う人だいたい友達!!

 

 

昔ながらのお祭りでは沢山のお馬が家の目の前を闊歩したり、夏になると毎夜、町の若者が集い

太鼓や笛の練習をしたり、隣近所の方から「野菜あるんだけど持って行かない?」と声を

掛けていただいたり。

住めば住むほど味の出てくる、思った以上に賑やかなこの町の暮らしを楽しんでおります。

 

 「住めば都」とはよく出来た言葉だなぁ...と。

そして住宅と人生は切っても切れない縁だと感じる今日この頃です。

 

住宅不動産広告を扱う者として、物件自体の素晴らしさはもちろんのこと、その土地に住んだつもりで

街の良さ、住みやすさ、暮らし方などを深堀しエンドユーザーが行動を起こすきっかけになるような

アイディア・コンテンツを盛り込んでいきたいと思います。

 

 ※故郷は取り壊しが決まり2023年秋に商業施設、住宅棟からなる22階建のビルに

生まれ変わるとのこと。

総戸数254

新たなストーリーの始まりです。

| カテゴリ : 営業Y.K |  |

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