中秋の名月も過ぎ、朝夕は過ごしやすい気温となってまいりました。
銀杏の実は早くも色づき、見た目とは裏腹に鼻を突く香りに、秋の訪れを感じる今日この頃、
皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
私は、贔屓の球団が2年連続リーグ優勝をしてくれたおかげもあり、心地良い毎日を過ごしております。
さて話は変わりまして、先日お昼過ぎ頃にベランダで洗濯物を取り込んでいると、風が雲を払った後の
澄んだ青空に、乳白色に溶ける昼間の月が見えました。
月は、左側に向かって空の青色に混ざっており、また方角的には東の空におりました。
私の知っている昼間の月は午前中が多く、午後にある事は稀でしたので、少し驚き、また午後にも
そのように月が見えるものなのかと不思議になりましたので、少し調べてみる事にしました。
どうやら昼間の月が見える時刻は、月の満ち欠けに関係があるようでした。
私が見た月は上弦の月のようで、確かに、10月2日に目にしている事もその月が生まれたてである事と
一致しますし、日没と同時に真南に現れる上弦の月はその前の時刻、正午過ぎから日没までにかけては
東?南東に見えている事になりますので、辻妻が合うというものです。
月は新月を除いて昼間ですら、気が付かないうちに空に上がっているのだと気が付かされた所でございました。
昨今、空を見上げる事が少なくなってまいりました。屋外で体を動かす事もなければ、休日は友人の顔や
液晶画面を見て過ごし、はたまた道を歩いている時でさえ、視線は手元のスマートフォンに落ちています。
人は時代が進むたび、だんだんと高いビルを建て、住む場所ですら高層マンションのような
空に近くなっていくのにも関わらず下を向く事が増えたように感じます。
これを機会にたまには上を向いてみようと思う今日この頃でございました。
だんだんと日没が早くなり、肌寒さと共に秋の夜長を感じる季節になりますが、お体ご自愛ください。
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