2023年4月19日 09:38
皆さま、こんにちは、営業のSでございます。
私事ではございますが、数年前から、パン作りの教室に通っております。
習い始めたきっかけは、出産し、いざ離乳食を作り始めた際に、
身近な場所で購入できるパンの原材料に驚いたことがきっかけでした。
スーパーで購入できるパンに限らず、「パン屋さん」のパンであっても
防腐のため、風味を損なわないために、色んなものが入っていることを知り
だったら自分で材料が分かるパンを作っちゃえばいいか!と安易な気持ちでパン作りを始めました。
最初は料理サイトで見つけた「誰でも簡単に作れる」というレシピで作っていましたが、
それがどうも、どうしても、色々な種類を何度作っても、全然美味しいと思えませんでした。
生地はぎゅぎゅっと詰まった感じになり、ふわふわ感が無く、ふわふわにできた!と思ったら
今度はすぐに硬くなり、半日経つとカサカサでぱさぱさなパンになりました。
理由もよく分からず、一人で試行錯誤していましたが、
ある日、気になっていた教室の新クラス開校告知を見つけ、すぐに通うことを決めました。
通い始めて数年、今では
あんぱん、クリームパン、メロンパンなどの定番の菓子パンから
山食パン、角食パン、バケット、ブール、クロワッサンなど、様々なパンを作れるようになり
地道な受講と試験を重ね、講師資格も取得致しました。
こうしてパンを習うようになり、様々な種類のパン作りを学ぶ中で、
今でも、やっぱり面白いなと思うのは
「材料自体が変わらなくとも、その比率や取り扱いの温度がほんの少し変わるだけで全く違うパンができる」
ということです。
同じ小麦粉、発酵種を使っていても、加える水分、糖類、塩分、油脂、それぞれの量がほんの少し
変わるだけで、生地の立ち上がりも、食感も、焼き上がりの色も変わります。
また、どんな温度でどの程度捏ね上げたか、どんな状態の生地で成形したかによっても
最終の焼き上がりに大きな差が出ます。
例えば、ちょっと水分が多かったけどまあいいか!と作り続けると、生地がベタっとして扱いにくくなり
最終的には、成形時にひどい状態になります。
また丁寧に丁寧に進めると、時間がかかりすぎて発酵が進み、生地に元気がなくなります。
このあたりが、何度作っても、何度習っても、とっても面白い。
私は出来上がったパンを食べることよりも、どちらかというと、この工程が好きで
この工程の面白さは、仕事にも通じることがあるといつも感じています。
広告の仕事に於いても、デザイン、告知のタイミング、告知の手法、訴求するポイントなど
それぞれの要素が少し違うだけで、全く違うモノが完成します。
また、その全ての要素の調和が取れた時には、結果・反響にも成果として現れます。
だからこそ、
何が正解なのか、何が目的に合致するのか、
それを常に探求し、仮説を立てて検証し、修正と調整、制作を繰り返します。
「こうしたら正解」が無い仕事だからこそ
お客様と、お客様のお客様にとってその時何が最適なのか
それを考え、常に探求できるということが、とても難しく面白いのです。
パン作りと同様、
これからもこの仕事を追求して、探求して、これからもより良いモノ・コトをお届けできるよう、努めて参ります!
| カテゴリ : 営業 E.S | |
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