5月より首都圏本部に転勤になりました営業のKです。
ダンボールへの荷造りは一夜漬け、ヤ◯トのお兄さんをスッピンパジャマでお出迎えという、
少々情けない引越しとなりましたわたくしですが、以後どうぞよろしくお願いいたします!
今回は異動前の名古屋本社のお客様とのお仕事のお話です。
あるプロジェクト立ち上げでシアター制作をさせていただいた会議でのワンシーン。
「ありきたりな感じのザ・不動産シアターではなく、何か変わったエッセンスを取り入れたいです」
「映画の序章のような、惹き込まれるような」
「隣接する大型公園を借景にして風の音とか、鳥の囀りとか...」
そんなやり取りの中で、このブログタイトルの
「1/f(エフブンノイチ)ゆらぎ」
がふと頭に浮かびました。
皆さまも、なんとなーく耳にされた事がございますでしょうか。
このワードを解説させていただきますと、
パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。
ただし f は0より大きい、有限な範囲をとるものとする。
なんだか難しいですね...。
もう少し簡単に申しますと、自然界に存在するものには、必ず「ゆらぎ」があります。
一定に見えても厳密には一定でありません。
例えば...
私たちの心臓の音。
ろうそくの炎の揺れ。
波が満ちては引くリズム。
木漏れ日。
雨音。
いずれも一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎがあり、それが「1/fゆらぎ」です。
この"ゆらぎ"が大きいと
意外性・突発性が高く、次に何が起こるか分からないので人は不安になり、
逆に"ゆらぎ"が小さすぎると
安心ですが単調で変化がないので飽きてきます。
1/fゆらぎは、上記の要素が適度に組み合わさったもので、居心地のよい空間と情報を与え、
人の心を落ち着かせる効果があると言われています。
今回のシアターではこの要素を意図的に随所に取り入れました。
これからいよいよオープンになる本プロジェクト。この映像がご来場者様へのおもてなしになり、
リラックスした気分で、物件を検討いただけるスイッチになることを願うばかりです。
今後も商品やその土地のベネフィットをエンドユーザーに届けることを大前提としながらも、
こうしたギミックを交え観る人、受け取る人の琴線に触れるようなプロモーションを
していけたらと思います。
私自身、これから新しい土地で新たなご縁が繋がり、刺激的な毎日になると思いますが、
時にはこのゆらぎの力を借りて、肩肘張らずに笑顔でクライアントの皆さまのお役に立ちたく存じます!
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